Blog

制作現場の日常

AdobeChを使ってVtuberになろう!

こんにちは、デザイナーの木幡です。
めっきり寒くなりました。こんなに寒い日にはVtuberになってみたくなりますね。魅力的なアバターが動画配信をする、巷で大人気の“アレ”です。Vtuberと言われて私がぱっと思い浮かぶサービスはやっぱりLive2Dでしょうか。他にも3Dモデルをイチから制作する方法や、(Youtubeではないですが)既存パーツからアバターを作って動画配信まで行えるサービスもあるみたいですね。

しかし私は絶賛金欠中。新しいサブスクに登録するのはなかなか厳しく、かといって3D経験もありません。でも一応クリエイターの端くれとして、既存パーツからではなくオリジナルで作りたい…!嗚呼、今登録しているAdobeCCだけで制作できればよかったのですが、そんな夢物語があるはずもなく――
ん!?あるじゃないか!Adobe Character Animatorが!!

オリジナルのパペットを自分の顔の動きに合わせて動かせちゃうらしいこのソフト。ストリーム機能もついているみたいです。photoshop/illustratorなどに比べるとちょっとマイナーなので知らない人も多いのではないでしょうか。私は最近知りました。

そうと決まれば早速Character Animator(※以下Ch)を使ってみます。他Adobeソフトに比べると少なめではありますが、チュートリアルがいくつか見つかりました。少しマイナーなソフトなだけあって、先駆者の方々による情報発信が非常~~に有難い…!
それらの記事を頼りにphotoshopで素材を作成し、Chへ移してパペットを構成します。

ワークスペースはこんな感じ。パーツを認識させるため“タグ付け”をします。

そして、実際に動かしてみたものがこちら。

新人研修の時作ったキャラ「フィラミー」。気に入っているのでまだまだ使います。

おお…!私の顔や目、口の動きに合わせて動いています。やっぱりオリジナルのアバターが動いてくれるとテンションが上がる!
しかし動きがちょっとぎこちないですね。耳や尻尾がゆらゆら揺れたら可愛いんですが…。

そこで、揺れ物の動きを再現する「ダングル」というものを付与してみました。

腕や尻尾に「ダングル」をつけてみます。すると……
あらかわいい~~。

ゆらゆら揺れるようになりました!耳はダングルではありませんが、ぴょこぴょこ動いて見える工夫をしてみました。そして笑顔の表情パターンも追加。私が笑うと口の幅の広がりを検出してニコっと笑ってくれます。

かなりアバターっぽくなりましたね!ここまで来たらとことんVtuberっぽくしてみましょう。さらに配信画面らしき背景と、キーボードで動作する手のモーション&お花/頬のエフェクトをどどんと追加!

かかか、かわいい~!

すごい!なんだか本当に配信者になった気分です。背景はphotoshopで、花のエフェクトや腕を振る動作はAfterEffectsで作りました。録画のために導入した他の無料ソフトを除けば、全てAdobeCCでできちゃいます。

さらにAfterEffectsで背景にアニメーションをつけ、CSSでコメント欄や時計を実装、最後にはYoutubeで配信する……夢が広がります。ブログ記事作成がきっかけで挑戦したChでしたが、なんだか本当にハマってしまいそう。

AdobeCCを持っている方はぜひ試してみてくださいね!

次の記事へ