こんにちは、クリエイティブディレクターの西沢です。

この度、弊社が企画・制作に携わった『ミヅキ討魔伝～五芒を継ぐもの～』が、第25回 文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 新人賞を頂きました！
ありがとうございます！

「未来の劇場ってどんなものになるんだろう？」という着想のもとスタートした作品なのですが、Volumetric CaptureというSonyさんの新技術を使って作っています。

これはカメラが大量に配置された半ドーム状のスタジオで演者を撮影し、人物の3Dデータをアニメーションごと一気に作ってしまうという技術です。

撮影が終われば、3Dデータとして扱えますのでカメラワークや画面効果など自由に編集し演出することができます。つい先日、橋本環奈さん主演の映画にも使用されていることが発表されてますね。（映画『バイオレンスアクション』with Volumetric Capture | ソニー公式）

基幹技術とコンテンツの並行開発、巨大なVolumetricデータの取り回し、加えて、弊社で初めてのVR開発、等と悪条件が重なり、制作はかなり難航しましたが、チームメンバー一丸となり、キツイながらも最後まで楽しく作りきれて良かったです。やっぱり新技術をつかったコンテンツはワクワクして作ってて楽しいですね！

今回で第25回目を迎えるメディア芸術祭ですが、今年が最後の開催となるそうです。弊社の作品は第18回、第19回でも賞を頂いていたのですが、ラストにもご縁がありましたことをスタッフ一同喜んでおります！

メディア芸術祭でのプレイアブル展示は、お台場の日本科学未来館にて9月26日（月）まで行っています。

没入感たっぷりで楽しめるエンタメ作品にしあがっていますので、この機会にぜひプレイしてみてください！