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もっと効率よくできないかな?と考えること
マネージャーの白木です。今回は業務効率の考え方について書かせていただきます。
以前に社外のプランナーの方へ業務をお願いしていたときの出来事です。
ゲームデータ(大量のテキストファイル)の中に、とある項目(文字列)が含まれている箇所がどれくらいあるのかという調査をお願いしたのですが、その作業にかなりの時間を要していました。
ふしぎに思い作業状況を見ると、ひとつひとつゲームデータ(テキストファイル)を開いて該当の項目を検索することでピックアップしていたのです。
「それはgrepを使えばすぐに出せるので、grepを使ってまとめてもらえますか」
とお願いしたところ、
「グレップって何ですか?」
との返答が。
grepというのは複数のテキストファイルの中から指定した文字列を検索して出力する機能で、Windowsで使用できるテキストエディタ(例えば秀丸エディタやサクラエディタ)などでも標準で持っている機能です。そのときお願いしていた1時間以上かかっていた作業も、grepを使えば1分程度で完了するわけです。
grepそのものを知識として知らなかったことはさておき、日々のたくさんの業務を効率よくこなしていくには「この作業、もっと効率よくできないかな?」と考えることは必要です。
ゲームで扱うデータは中身がテキスト形式であるファイルも多く存在します。例えば、エクセルなどでも使用するCSVファイルも中身はテキストファイルになっているので、目的によってはエクセルではなくテキストエディタで編集するほうが早い場合があるのです。
テキストエディタは単に文字を書き込む機能だけでなく、その名の通りテキストを編集する機能が豊富なので、それらを使いこなすことで作業スピードを上げられます。
例えば、矩形選択機能。
矩形とはいわば四角形のことで、通常はテキストエディタ上での選択は文字単位や行単位でしかできませんが、矩形選択機能を用いることで四角形で文字を選択し、その箇所に対して削除したり文字列を挿入したりといった編集をすることができます。
もちろんそんな機能ひとつで業務全体が激変することはありませんが、ひとつひとつの作業に対してもっと効率よくできないかを考え、必要なツールを細かく使いこなしていくことで、しだいに業務効率が上がっていきます。
もしも、日々たくさんの業務に悩まされているようであれば、まずは使っているツールにどんな機能があるのか調べてみるところから始めてみるとよいかもしれません。