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社長日記

アニメ・ゲームのロゴデザイン

趣味と実益を兼ねてゲームに関する書籍を不定期に紹介しています。常々、図鑑や図録といった眺める本が好きだと公言していますが、つい最近、大好物の本が発売されました。その名もずばり
『アニメ・ゲームのロゴデザイン』
です。名は体を表す、と申しますがまさに本書の内容についてこれ以上的確なタイトルはないでしょう。

『アニメ・ゲームのロゴデザイン』
BNN編集部 (編集), 内古閑智之 (監修)

仕事柄、ゲームのロゴデザインを発注することは今までも多数ありました。制作チームで手掛けることもありますが、ロゴは専門の方に依頼することのほうが多かったです。企画意図や世界観などの資料をお渡しし、打ち合わせの場でできあがりのイメージや要望を伝え考えていただきます。イメージ通りのロゴデザインもあれば、まったく想像しなかったパターンなども提示され、毎回選ぶのに難儀しました。取捨選択するのが難しいくらい、どれも良いのです(笑)プロの仕事はすごいな、と思った記憶があります。

本書は二部構成で第一部がアニメのロゴ、第二部がゲームやメディアミックスなど様々なコンテンツのロゴが紹介されています。ロゴの掲載にあわせて、発注元からのリクエストやそれを受けてデザイナーの制作意図なども書かれているのが
非常に参考になります。

ロゴ紹介以外にも制作者インタビューや展開事例紹介などもありますが、圧倒されたのは8ページに渡って書かれた『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ロゴメイキングの記事。全く異なる複数のロゴデザインのラフスケッチから始まり、それぞれをブラッシュアップしていき(素人目にはこの時点で完成系に見える)、大きな方向性を固めてさらにディテールで変化を加えていくまでの流れが豊富な制作途中のロゴデザインとともに堪能できます。

デザイナーに限らずエンタメ好きならページをパラパラとめくるだけで至福の時間が過ごせるのではないでしょうか。とても眼福な一冊、おススメです!

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