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社長日記

代々木でゴハン:その32 おひつ膳 田んぼ

もうすっかり秋も深まり朝晩冷え込む日もありますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。秋と言えば食欲の秋。ゴハンが美味しい時期です。なかでも日本人の主食であるお米は9~10月に収穫された新米が食べられるという一番良いタイミング。ぜひ美味しい白米が食べたい!ということで、米を食べるならここしかない、と向かう先が今回のお店『おひつ膳 田んぼ』です。

代々木駅西口を出て目の前の大きな道を歩くこと数分。お昼時は確実に行列、少々時間をずらしても数人は店の前で並んでいることが多いのがこちらのお店。看板には店の説明が書いてあります。

 日本人の健やかな心と体を支えてきてくれた”おこめ”
 私たちが育ってきたこの文化と美味しさを米作りから大切にしていきます

飲食店なのですが終始、メニューの説明ではなくお米の説明であることより、このお店の特異さがわかるかと。また店の外にカレンダーが張っていまして、通常であれば営業日や日替わりランチメニューなどが書いてあることが多そうですが、こちらではなんと「お米スケジュール」なのです。「長岡コシヒカリ」といった地名と品種にとどまらず、「棚田米」、「ふゆみずたんぼ米」といった栽培方法まで書いているところに並々ならぬこだわりを感じます。

あまり見かけないお米スケジュール

待つこと数分で店内へ。店名にあるとおり、おひつにはいったごはんと主菜、副菜、汁物という黄金律な組み合わせの定食です。おかずも焼き魚、刺身、豚角煮、うなぎなどいろいろ。私は「季節のお膳」しか食べたことないですが。今回は金華さばでした。

毛筆なのが食欲をそそる

メニューを眺めているとおひつ膳が登場。ふたをあけるとふわっと蒸気があがり、つきたて、炊きたてのごはんが目の前に。まずは白米だけをお茶碗によそい、一口。ほのかに甘くて美味しい。みそ汁と一口。漬物と一口。焼き魚と一口。と、みるみる減るおひつの中のごはん。お代わり1回可なので思う存分、たきたてごはんを堪能できます。一通り食べ終わると鉄瓶に入った玄米茶をかけてさらさらっとお茶漬けでフィニッシュ。最後までいかにごはんを美味しく食べるかに特化した構成です。

季節のおひつ膳

店で食べるのも良いですが、おにぎりのテイクアウトも人気です。注文してから作るそうで、できたてアツアツのおにぎりが食べられます。どっしり大きめなので2個でも腹持ちするのではないかと。

また8~10時の限定で朝ごはんを提供しているそうです。おひつごはんに焼き鮭、卵焼き、のり、漬物、みそ汁で880円。安い!こんなにもきちんとした朝ごはんを食べたら、良い一日が始まるに違いありません。残念ながら朝ごはんを食べる機会はまだないのですが、一度くらいは早朝出社してチャレンジしたいところ。

代々木にオフィスを構えてからずっとお世話になっているお店の一つです。日本人で良かったと思わせるごはんとおかずの組み合わせ、持ち帰りのおにぎり、いずれも大変おススメ。ごちそうさまでした~

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