ゲームUIの本
不定期にゲーム業界に関する本を紹介するブログを更新しています。今までは自分が読んで面白かったもの、役に立ちそうだった本を取り上げてきましたが、今回は異なります。というのも、つい先ほど手元に届いたばかり、6/22に発売したての書籍だからです!
『実践ゲームUIデザイン コンセプト策定から実装のコツまで』
太田垣 沙也子 (著)
数か月前、Twitterで見かけて即座にAmazonで予約購入。いわゆるUIデザインの本は非常にたくさん出版されていますが、「ゲームUI」に特化した本となると自分が知る限り初めてではないかと。ちなみに「UI」とは「ユーザーインターフェース」の略称で、一般的にはユーザーと製品やサービスとのインターフェース、すなわち接点を指します。ゲームにおいては見た目のデザインだけでなく、メニューやボタンの操作性、アイコンの認識のしやすさ、画面遷移の階層設計など非常に幅広く含まれます。
一般的にゲームは非常にUIが優れているメディアと言われています。というのも、複雑なゲームルールをマニュアルなど読まずに多くの人が自然と遊べるようになるのはチュートリアルとUIデザインの力によるところが大きいためです。
目次を見ると
・コンセプト
・プロトタイピング
・デザイン→実装
と、我々が日々、業務で行っていることが章立てになっています。デザインに関することだけではなく、企画要件の把握、データレギュレーション策定や命名規則など企画やプログラムに近いことも書かれているのが実践的です。気になるところをつまんで読んでいるだけであっという間に時間が過ぎました。
本来は読み終えたのちに紹介すべきですが、ゲーム業界のデザイナーなら必携の一冊に違いない、とスピード優先で取り上げた次第です。興味ある方はぜひ!