個人でゲームを制作する際の話
こんにちは。新人プログラマーの住友です。秋雨の時期に入り、過ごしやすくなってきました。自分は暑さよりも寒さの方が好きなので、冬に向かっていくことを感じられるこの時期は中々好きなものです。
さて、今回はゲームプログラマーならロマンを感じるであろう、個人ゲーム制作について、自分の思っていることを書ければと思います。配信や公開のことなどは考えず、あくまで個人の趣味での制作の話です。
個人でゲームを制作する際、大切なことは色々あるとは思いますが、自分は何よりもモチベーションの維持が大切だと思っています。これはモノづくり全般にも言えることだと思いますが、思いついたものをサクッと実現できることなんてそうそうありません。完成させるにあたって、分からないこと、現状ではできないことなど多数存在し、その都度調べたり、工夫したり、時には妥協したりしながら制作というものは行われます。個人制作の場合、それらは全部一人で行うことになり、中々苦労します。そしてその状況で、自分の中でこれは無理だと思うことが存在した場合、やめたくなります。これは特に苦手分野の問題だった時に多いです。例えば自分の場合、デザイン方面が壊滅的に苦手なので、いつも途中で泣きたくなります。この時、ある程度のモチベーションを維持できれば頑張れますが、そうでない場合、途中で投げ出して終了します。一人なので投げ出すときの決断も早いです。
よって、個人ゲーム制作においては何よりもモチベーションの維持が大切であり、それを維持できるものを制作することが必要だと思っています。
上記で述べたことは自分の経験から導き出した意見であり、ネガティブなことも少々書いてしまいましたが、逆に言えば、モチベーションさえ維持できれば、非常に楽しいものになります。自分は過去に数個音楽ゲームを制作しましたが、構想を練っているとき、実際に実装しているとき、それっぽいものが動いたとき、バグが解消されたとき、そして何よりも完成したとき、その都度何とも言えない満足感と、達成感を得られました。全て自分一人で考え組み立てていく、このことは非常に楽しいものです。また、制作したゲームを自分でプレイする際、制作時の記憶や感情が呼び起こされ、これもまたなんともいえない幸福感があります。ふわっとした記述になってしまいましたが、高いモチベーションがあれば、言語化しにくい楽しさと達成感を、制作過程でも制作後でも感じることができるのが、個人ゲーム制作の魅力だと思います。
少々まとまりが無い文章になってしまいましたが、個人ゲーム制作について自分が思っていることを少しでも伝えられたらと思います。苦労も多いですが、モチベーションを保ちながら制作ができると本当に楽しいです。高いモチベーションで好きなものを好きな風に制作する、それが個人ゲーム制作をする上で最も重要で楽しいことだと思っています。