文字デザインのお話
こんにちは、主にUIデザインを担当させていただいている園田です。
今日はUIデザインのお仕事の中から、「文字デザイン」についてちょこっと紹介していこうと思います。
突然ですが最近はうだるような暑さで夏真っ盛りですね。皆さんはそんな”夏”ってデザインにするとどんな表現が適していると思いますか?
夏っぽいデザインって?
暑いから熱を表す赤で表現するのがいいでしょうか。逆に夏に盛り上がる海を彷彿とさせる青でしょうか。他にも文字にするなら太い力強い文字や清涼感を感じさせる細い文字、いろいろあるかと思います。どちらも正解です!デザインに間違いはないと思います。
UIデザインはそんな選択肢の中から企画に適しているであろう表現を選んだりするお仕事です。ではせっかくの機会なので夏っぽいデザインを作ってみましょう。
1.企画意図を理解する
まず最初にどんな”夏”っぽい文字にするのか決めます。ずばり企画としては第一に”夏”を感じさせることが重要だと思います。そして今回は種類をたくさん作ろうと思うので、適度な長さでなおかつストーリー性を感じる「今年も夏がくる」としておきます。「文字ってプランナーさんが仕様として考えてくれるんじゃないの?」と思うかもしれませんがデザイナーから提案したりもします。
2.フォントを決める
まず今回のテキストに合いそうなフォントをざっくりジャンル分けするなら繊細(ストーリーを感じさせる)、ポップ、和文、ユニークあたりでしょうか。企画の意図に沿って選びます。ちなみにツールはPhotoshopを使うのがオススメです。
3.字詰め、リズム付け
文字の間隔をテイストに合わせて調整し、全体でのバランスを見ながら文字サイズに強弱をつけリズムを作ります。ガラッと雰囲気が変わったかと思います。
4.文字加工
文字色を変えたりPhotoshopのレイヤー効果を加えたりします。特に変化量が大きい段階なのでここではもう方向性が固まっていないと、効果を加えた際にデザインが散らかってしまいます。
5.ディテール詰め
最後に、加工された文字にアイコンや吹き出しなどのイメージを追加して全体のバランスとまとまりを調整します。他にもIllustratorで文字をパスにして形を調整するとさらにクオリティを上げることができます。
はい。今回の文字デザインチャレンジはこれにて終了です。もっと詰めるべきところはありますがキリがなくなってしまうのでおしまいにします。終わりがないのもデザインの特徴ですね……。
久しぶりにこういったデザインに触れてやはりまだ未熟だと思う点も多く出てきました。まだまだこれから頑張ります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。