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社長日記

BOOK OF THE YEAR 2019

シャチョーの趣味と実益を兼ねた「ゲーム関連書籍の紹介」というテーマでいろんな本を取り上げてきたこのブログも、早いものでスタートから丸2年を経過しました。今回は年末っぽく、今年一番面白かった本の紹介です!


ゲームに関する書籍は、ありがたいことに昔よりも増えている感がある。かつてはゲーム業界の企業間競争について書かれた本が多かったが(いわゆるハード戦争)、最近はゲーム業界にとどまらないマーケティング的な内容だったり、「そもそも遊びとは?ゲームはどう進化してきたか?」といった学術寄りな本なども多数刊行されている。

今年の傾向として、特に多いと思ったのがeスポーツ関連書籍。

『1億3000万人のためのeスポーツ入門』
『みんなが知りたかった 最新eスポーツの教科書』
『eスポーツ地方創生 ~日本における発展のかたち~』
『eスポーツマーケティング 若者市場をつかむ最強メディアを使いこなせ』
『プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで eスポーツのすべてがわかる本』

あくまで一部の紹介なので、実際はもっと出ている。正直、読み切れません…
さらにこういったビジネスの可能性について書かれた本だけではなく、

『DeToNatorは革命を起こさない ゲームビジネスで世界を目指す』
『プロのeスポーツプレーヤーになる!』

と、プロゲーマー視点あるいはプロになるための本や、

『eスポーツマガジン』

といったプロゲーマーの活動に焦点を当てた定期刊行のムック本なんてのも。

eスポーツ界隈は業界団体の乱立やプロプレイヤーの不遇な話など、手放しで喜べないこともあるのだが、世界的にはまだまだ広がりが期待できるので、当面はブームが続くと思われる。どうか当事者たちに益がありますように。

たくさん出るから面白い、というわけではないのは本でもゲームでも同じ。やはりエッジの利いた内容こそ、エンタメでしょう。数あるゲーム書籍の中で今年一番、面白かったのが以前紹介したコチラ。

『血と汗とピクセル:大ヒットゲーム開発者たちの激戦記』

開発の苦労話、失敗談はなかなか知ることが難しく、そして大変ためになる。読み物としても面白く、有意義という点で今年最高の一冊だった。年末年始の余暇時間に、はたまた帰省のおともにと大変おススメです!

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