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社長日記

代々木でゴハン:その6 『いずみカリー』

夏が急速に終わりつつあるので前回に続いて今回もカレーショップを紹介。別にカレーは年中いつ食べても美味しいのですが、なんとなく暑いさなかに汗かきながらふぅふぅ食べるのがぴったりかなという個人的なこだわりによるものです。

唐突ですが、「大阪カレー」というジャンルがありまして。特徴は

・初め甘くて後から辛さがくる

・ルー全体をゴハンにかけている

・生卵を入れて食べることが多い

あたりかと。

関西人であれば誰もが知っているであろう、「インデアンカレー」(ちなみにお店の名前です)がその代表で、お好み焼き、たこ焼きといった「こなもん」と肩を並べる大阪のソウルフードの一つといっても過言ではない。インデアンカレーは関東では丸の内に一店舗しかなく、なかなか食べに行く機会がない。と、諦めていたら、なんと代々木に大阪カレーが食べられる店があるではないか!ということで、喜び勇んでお店に向かうことに。

代々木は不思議と駅から遠く離れたところに美味しい店がぽつんとあったりするのだが、今回の目的地「いずみカリー」も代々木駅から徒歩5分とそこそこの距離なうえに、おおよそ店らしき店がない住宅街なので知らずに来ると「このあたりに飲食店があるのだろうか?」という不安な気持ちになる。

関西人の美的感覚として、「立地が良くても不味ければつぶれ、美味しければ場所が悪くても流行る」という食に対する穿った見方が子どものころより根付いているため、駅から遠いとか行きづらい郊外の飲食店にはそれだけで過剰な期待をしてしまう。

店内はカウンターだけのシンプルな作り。カレーといえばサクッと頼んでサクッと食べて帰るもの!こうでなくっちゃ!と、一人で盛り上がる。

人気メニューは

1) 牛スジカリー

2) 皮付き豚ばらブロックカリー

3) トロトロオムカリー

とある。牛スジ… この時点で美味、確定。

いつもはど定番の牛スジカリーを頼むのだが、今回は写真映えを意識して初の皮付き豚ばらブロックカリー、生卵トッピングをチョイス。

注文してからコトコト温めだすので、届くまでには少々時間がかかる。しばらくするとお目当てのカレーが登場。まずは豚カタマリ肉の大きさにおののく。これだけでお腹いっぱいになりそう。切り分ける前のチャーシュの塊くらい、と言えば伝わるだろうか。表面はカリっと焼かれ、中はトロットロにやわらかい。

カレーを食べる。あぁ、これこれ!日本ならではのカレールーって感じ!カレー自体に具材はあまりなく、ルーの味を楽しむ感じ。この手の店ではゴハンに対してルーが少な目で最後のほうはゴハンだけが残りがちなのだが、いずみカリーはルーたっぷりなのでその懸念もない。むしろルーが残るくらい、なんと贅沢な。

ある程度食べ進めてから、生卵を崩す。味がマイルドになってこれがまた美味しい。カレーに生卵はあまりお行儀がよくない、という声もあるが、この美味しさには勝てない。いい歳になっても、つい頼んでしまう。

あっという間に完食。野菜どっさりカリーやらカマンベールチーズフライカリーやら、食べたいメニューがまだまだあるので近いうちの再訪を考えつつ、職場に戻る。おススメです!

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