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新人日記

「大カプコン展」に行ってきました

こんにちは。新人プランナーの橋詰です。
今年の2月は、ついに『モンスターハンターワイルズ』が発売されましたね。私も発売日から遊んでおります。今回はその『モンスターハンター』シリーズを開発しているカプコンの展覧会「大カプコン展」に行ってきましたので、その紹介と感想を書いていきます。

6月22日まで、大阪中之島美術館で開催されています

「大カプコン展」とは

この展覧会では、カプコンの創業から現在までの貴重な資料や技術の進化、アイデアの数々を紹介しています。大きな特徴は、様々な体験型コンテンツです。例えば、来場者の顔の動きと同じように画面上のキャラクターの表情が動く「フェイストラッキングミラー」や、キャラクターのドット絵を描く体験ができる「カプコンピクセルラボ」などがあります。展示を見て楽しい、体験できてさらに楽しい展覧会なのです。

ここからは特に印象に残った2つの展示を紹介します。

「カプコン流 効果音メイキング」

この展示は、効果音の収録現場の映像と、実際のゲーム映像を見比べることができる、というものです。紹介している効果音の中でも、鎧の効果音と冷たい水中の環境音の2つがとりわけ面白かったです。鎧の音はランドセルを振って、本物よりもそれらしく聞こえる音を作っていました。これを見て、ここでは実物とは違うもので、いかにリアルな音を作るか紹介する展示なのか、そう思いました。しかし、冷たい水の環境音の紹介では、凍った湖でワカサギ釣りをするようにマイクを氷の下に沈める映像が流れました。工夫を凝らしたり、現地まで録音をしに行ったりと、様々な方法でリアルな音を作成している様子がとても印象的でした。

「伝説の企画書たち」

この展示では、創業当初の『ソンソン』から、『ロックマン』、『ストリートファイター』、『モンスターハンター』と有名タイトルの企画書を見ることができます。どれも基本的なゲーム内容だけでなく、詳細なステージ構成やモーション、敵の行動などの記載があり、これを書く時点でどれだけ事細かにゲームをイメージされているんだろうと驚きました。また、展示されている企画書はどれも白紙の紙やルーズリーフなどに手書きで書かれています。しかし、その中のある1ページだけは、何かの裏紙を使用していました。個人的な感想になるのですが、そのページに、今書き切るんだという熱さと勢いを感じました。

終わりに

貴重な資料や展示を見ることができただけでなく、様々な体験もできて、とても充実した1日でした。また、資料からカプコンのゲームづくりへの熱い思いを感じ、私も仕事をがんばろうという気持ちになりました。
親子連れの来場者も多く、少しでもゲームに興味のある方であれば楽しめる展覧会だと思います。大阪の後は、名古屋、鳥取、東京、新潟でも開催されるようなので、もし機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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