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制作現場の日常

面倒な作業は一括で解決

プロジェクトマネージャーの佐藤です。

在宅勤務はどうしても運動不足になりがちということで、お昼休みになるべく散歩をするのがここ数ヶ月の習慣になっていたのですが、夏に向かって気温も順調に上昇、散歩に厳しい暑さになってきました。30度オーバーの真昼に外出とかちょっとキツイ。夏の間は日中の外散歩は控えて、涼しい部屋でVR音ゲーでもして運動しようか…などと考えている今日このごろです。

さて今回は「面倒な作業は一括で解決」ということで、私が普段の業務の中で重宝している一括処理のツールについて紹介したいと思います。

Backlogで一括登録

現在進行中のプロジェクトでは、プロジェクトの管理ツールとしてBacklogを使用しているのですが、こちらのタスクの作成機能は通常1件ずつの作成しかできません。一度の登録が数件程度なら特に問題ないのですが、一度に数十件登録したい状況もよくあります。
例えば定期的に発生するタスクでは、やること・担当者・スケジュール感などが予め見えていて、あとは日程調整するだけのテンプレート状態なのですが、これを毎回1件ずつ登録していくのは非常に面倒です。

定期的なタスクの例。担当や段取りなどが予め把握できている状態です。

そんな場合に、大変便利なのがこちらです。
Backlogヘルプセンター「Google スプレッドシートを使って、Backlogに課題を一括登録しよう」
Backlog標準の機能とはちょっと違うのですが、Googleスプレッドシートを利用することで課題(タスク)の一括登録を行うことができます。設定の仕方や使用方法などの詳細はリンク先を確認していただくとして、一旦環境を整えてしまえばその後は簡単です。
専用のGoogleスプレッドシートにタスクのリスト作成し、実行ボタンを押すだけで、まとめて一気に一括でBacklogの課題(タスク)を大量に作成してくれます。

必要な情報を入力してリストを作成すれば準備OK。必須項目以外は空欄でも可。

作ったタスクのリストを残しておけば、似たような対応が発生した時に再利用もできます。ほんとコレ便利。これがなかったら1件1件地道に登録なので、登録作業だけで1日が終わっちゃいますからね…。

Google Apps Scriptで一括処理

もう一つ紹介するのは、Google Apps Script(GAS)というGoogleが開発・提供しているプログラミング言語を使った一括処理です。
私の担当業務のひとつとして、Googleドライブ上のデータの管理と内部・外部へ共有というのもあるのですが、この業務で発生する地味に面倒な作業をGASを使って解決しています。
Googleドライブのデータはキーボードのショートカット CTRL+C,Vでコピー・ペーストできますが、コピー先のフォルダのファイル名はaaaaaa.jpg のコピーというような形で”のコピー”の文字が追加されます。この余計な”のコピー”を取るために「名前を変更」するのですが、ファイル数が数件ならまだしも、数十件コピーした際の ”のコピー” 削除はさすがにやってられません。
そこでGASの登場です。
かいけい日誌「GoogleAppsScriptを使って複数ファイルの名称を一括で変換する」
ファイル名の一括処理は他にも色々やり方があるようですが、私はこちらの記事を参考にしたスクリプトを使用しています。このスクリプトの注意点としては、こちらのリストにあるファイル形式しか扱えないところですが、それでも非常に役立ってます。

以上、私の面倒な作業を解決するツールについて2つほど紹介してみました。
省ける手間はどんどん省いて、どんどん楽して、効率よく仕事をこなしていきたいものですね。

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