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制作現場の日常

アニメーターの最初の一歩

こんにちは。デザイナーの八谷です。

今回は新人デザイナーの研修についてのお話となります。
デザイナー志望の方々と面接をする際に、「研修はありますか?」「どのような内容ですか?」といった質問を受けることがよくあります。
フィラメントでは新人デザイナー研修として主に2Dデザイン、3Dモデリング、3Dアニメーションの課題に取り組んでいただいています。
半年間ほどかけて広い範囲で学習を進め、その後適性を見つつそれぞれに合った道へと進むこととなります。ここではその中のアニメーションに関する研修について簡単に触れてみようと思います。

■ボールを使ったアニメーション

では具体的にどのような内容かというと、まずはボールを動かしてみるところから始まります。単純なアニメーションですが、それだけに違和感が目に付きやすく意外とアニメーターの適性が問われます。
コントロールリグが施されたボールを使って単純なアニメーションを作成していくのですが、まずはキーを追加してカーブを編集しながらボールに動きを付け、どういう仕組みでアニメーションが作られていくのかを学んでいきます。

単純なオブジェクトのアニメーションではカーブもシンプルです。

カーブの編集に多少慣れてきたら、次は物理挙動を意識しつつ動かしてみる、さらには柔らかさや誇張表現を追加してみる、といった流れで徐々にステップアップします。

■四足歩行のキャラクターアニメーション

次に四足歩行のキャラクターアニメーションで徐々に複雑な構造物を動かせるようになることを目標に進めていきます。
FK/IKで制御されたキャラクターを使い、待機、前進、攻撃などゲーム内で行うアクションを想定したアニメーションを学んでいきます。
まずは大きさ、重さ、性格などのおおまかな設定を追加し、キャラクターに個性付けをします。
・待機ポーズから○○フレーム目で攻撃して待機ポーズに戻る。
・○○フレームで○○m先まで移動させる。
といった簡単なアクション仕様の内容に沿ったアニメーションを作成します。

制御する箇所が増え、だんだんカーブも複雑にになっていきます。

一部ではありますがアニメーションの研修について紹介してきました。
アニメーター志望でない方からすると無駄になりそうな知識と思えるかもしれませんが、キーフレームを使ったカーブ編集は動きを制御するための一般的な方法ですので、3Dアニメーションに限らず動画編集やエフェクト作成など様々なところで活用できます。
実際に2Dデザイナー、3Dモデラー、3Dアニメーターが互いの分野を理解しあうことで、作業がスムーズに運ぶなんてことも非常に多いです。

ということで今回はここまで。
感情表現や、動きの気持ちよさ、面白さを表現できるのはアニメーションが持つ素晴らしい力だと思っています。多くのデザイナーがアニメーションに興味を持ってくれると嬉しいです。
お付き合いいただきありがとうございました。

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