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制作現場の日常

すごいぞ!ショートカットキー

こんにちは、デザイナーの木幡です。

突然ですが、デザイン業務をする上で非常に重要なのが作業効率です。作業効率を上げるものと言えば――そう、みんな大好き「ショートカットキー」

え?別に好きじゃない?確かに……覚えるのは面倒だし、画面内にアイコンが表示されてるんだからいいじゃないの、と思うのも分かります。実際、私も以前はショートカットキーに苦手意識があり、すべて手動でポチポチポチとクリックしていました。しかし工程にひと工夫を加えれば、限られた時間の中でクオリティを高めることができるのです。

今回はショートカットキーがどれだけ作業の速度を上げてくれるのか検証するために、「ショートカットキーなし」「ショートカットキーあり」の2パターンで同じ作業を行い、その時間を比べてみました。第1回Photoshop写真加工RTA大会木幡杯です!(第2回は未定ですが……)

こんな感じの写真を作ります。最後には統合しよう!

制作の工程は以下の通り。
 人物の切り抜き
 新規レイヤーを作成、背景色からスポイトしたオレンジで塗りつぶし
 ②の不透明度を40%、描画モードを「カラー」に変更
 ③を人物レイヤーにクリッピング
 背景画像を左右反転
 画像を統合

さあ、果たして何秒でクリアできるんでしょうか?

A:ショートカットキーなし

マウスが常にめまぐるしく動いています。

なかなか俊敏な動き。ショートカットなしの場合、最高記録25秒でした!これでも十分速い気がしますが、マウスを行き来させなければならないので時間のロスは避けられません。さらにアプリケーションメニューのプルダウンやツールバーから項目を選ぶのがちょっと面倒で、ストレスにもなり得ます。

B:ショートカットキーあり

途中、マウスがほとんど動いていないのがわかります。

これは速い!マウスはほとんど動かさず、キーボードを操作するだけで大体の工程ができちゃいます。描画モードの変更など今まで知らなかったショートカットキーもあり覚えるのに少し苦労しましたが、慣れてしまえば高速です。こちらはなんと14秒!先ほどより10秒以上も速い完走です。

ショートカットキーを活用するとよりスピーディーに作業できることがわかりました。短い工程でこれほどの差が出るので、長期間の作業ともなれば費やす時間もストレスも大きく変わってくることでしょう。

ちなみに、「選択範囲外をマスク」はデフォルトのショートカットキーがない(頻繁に使うのに何故……)ので、F1キーで登録しました。「水平方向に反転」もF2キーで登録です。よく使う操作はどんどん登録して、最強の作業環境を作っちゃいましょう!

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