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制作現場の日常

良い手順書を作ろう

記事を御覧の皆様、こんにちは。株式会社フィラメントのプログラマー兼QAの西です。前の大森くん同様、実に3年ぶりの記事となります。いやー、入社してからもう4年も月日が流れてたんですね……長いような短いような、気づけばいつの間にか新人ではなくなっていました。

これまでいろいろな仕事をさせていただきましたが、現在はテスト進行係なども担当しています。そこで、今回はQAチェックの手順書について書いてみようと思います。

手順書を作成する前に

すぐに作業に取り掛かる前にちょっと”良い手順書”について考えてみます。
今回の目的は「最終チェックの作業について、見てすぐわかる資料をつくること」ことです。つまり、ここでの”良い手順書”とは作業内容が全て洗い出され、なおかつ伝わりやすい資料ということです。伝わりやすいとは簡単に言いましたが難しいですね……何かヒントになりそうなことはないでしょうか? 何か新人のころに言われてたような……相手に分かりやすく伝える……あっ、5W1H!

ということで5W1Hを使って、手順書の内容を決めていきます。
ただ、5W1Hすべて必要か? というのは少し疑問なので書き出してみます。

・When「いつ(時間)」
必要。作業開始と終わりについて伝える。
・Who「だれが(主体)」
必要。各確認の担当者について伝える。
・What「なにを(目的・人・モノ)」
必要。使うツールやデバイスについて伝える。
・How「どのように(手段・方法)」
必要。具体的な作業内容について伝える。
・Where「どこで(場所)」
不要。強いて言えばPC前くらい。
・Why「なぜ(理由)」
不要。ちょっと迷いましたが一旦不要で、手順書に書くのは違うと思いました。

これで手順書に書くべき内容が決まりました。

作業の書き出し

内容が決まったら、現状のメモから作業内容を書き出していきます。

  • チェックシートの作成
  • 確認のためのデータ作成
  • チェックシートの提出
  • 各テスト環境の現状確認及び設定
  • 各担当者への確認
  • チェックシートに従ってテスト
  • テスト終了の報告
  • 各諸注意 ※作業ではないですが一応

これだけだと、いつ何をしていいか分からないので時間によってフロー図に起こします。

大きくわけて4つの項目に分かれました。

これで分かりやすくなりました。次はメモにあげたWhatの部分、必要なツールであるデバイスについて書き出します。

  • スマホ2台(Android/iPhone両方)
  • テスト用アプリ
  • チェックシート
  • 配布用CSVファイル
  • 確認用ツール

これで伝えたい情報は出そろいました。これを5W1Hに従って「いつ、なにを使って、どのように、誰に報告すればいいか」を書き込んでいけば……

3ページにまとまりました。

完成です。

手順書があれば別の人が担当する際も楽になりますし、作業をする時のミスも減らせます。これからも新しい作業を任された時は手順書を残していくようにしていきたいです。これで手順書作りは以上となります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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