こんにちは、新人デザイナーのジラメットです。

気がつけばもう3月です。3月はいいですね。桜もそろそろ咲く、季節の繋がりを感じます。学生だと新学期が始まり、新入社員だと入社し、新しい一歩にわくわく毎日でしょう。フィラメントにも来月新入社員が入り、私も先輩になります。全力でちゃんとした先輩を演じなければなりません！すぐにバレると思いますがね。

さて、本題に入りましょう。今回は私が初めてあるイベントに遊びに行った話を書こうと思います。時間をさかのぼって去年の12月30日のこと、アニメ好きな人が知らない人はいない最大級のポップカルチャーイベント、そうです！コミックマーケット９９に行きました！感動したこと、印象にのこることが色々あって、みなさんに話したいと思います。

とりあえず今回のコミケ（コミックマーケット）は2年ぶりのコミケで以前と色々変わって、その背景を話します。一番変わったのはチケットが全部事前販売になったことです。更に人数制限のため抽選しなければなりません。例年40万人が訪れたイベントが2日間で11万人に制限されました。そんな狭い門でも私はチケットが買えました！しかし、今回のチケットは東と西に分けられました。初めてだから両方にいきたいですが買えたのは西棟のチケットだけです。公開サイトによると「確実に入場をされたい場合は、両方をご購入ください」と書かれていましたが、東棟のチケットは諦めざるを得ませんでした。その時の私はそう思いました。

当日はコミケ恒例「始発ダッシュ」を見てみたかったですが、初参加の私には無茶なことだと思いました。だから状況がかなり落ち着いていそうな、昼前に到着しました。今回は入場する前にワクチン接種証明書を出さなければなりません。ちょっとドキドキしました。飛行に乗る前の気分でした。そして、問題がなければリストバンドをもらえます。では、現場に入りましょう。

入ってから第一印象は「広い！」、私は東京ビッグサイトに来たことがありますが、その時のイベントはホールの一部だけ利用したイベントでした。こんなにぴっちり全国からアニメ好きな人が集まる光景は初めてです。販売されているのもコミックだけでなく、フィギュア、写真集、ゲームまでもあります。今度機会があれば友達と何か出すのも面白いと思います。

そして、次に印象が残ったのは人です。具体的には人の歩き方です。こういう何万人規模のイベントは普通みんながくちゃくちゃに走り回ると思ったんですが、コミケには…何というか、ナガレ（？）があります。みんな目的地に遠回りでも、そのナガレに沿って歩きました。気になるものがあれば、ナガレから離れて、買って、ナガレに戻るという流れでした。ウミガメは暖流に乗って世界中を回ることがこういう感じでしょうと思いながらナガレに流された私でした。

西棟をほぼ回って、みなさん絵うまいなと思って、帰ろうとしているところで、西棟のチケットだけでも東棟に行けると分かりました。帰った後調べましたが、最初は東棟と西棟を繋ぐ道路の扉が閉じていました。その扉が開く時には、東棟の人と西棟の人が相手に手を振りながら反対側に向かったそうです。その瞬間は「コミケのベルリンの壁崩壊」と呼ばれました。

最後に話さないといけませんことはコミケの目玉、コスプレです。私は実を言えばコスプレにあまり興味がなかったですが、ここのコスプレヤ―達を見ると感動しかありません。その場で、その格好で、笑顔で色々なポーズしました。本当に聞きたかったです、…寒くないか！と。
私は暖かい国生まれで、日本に来てから、冬になると学校がなければほぼ毎日芋虫になり、外出する時に必ずダウンコート+シャツ+シャツ+ヒートテックを着ないと我慢できないです。なのに…ホール外のコスプレイヤー達が水着のような服を着ていました。真冬ですよ！その魂を尊敬します。今回は写真を撮るつもりではなかったので、何も準備しませんでした。今度はカメラをもってきて、たくさんとらせてもらおうと思います。

3時半も過ぎると、そろそろ解散の時間です。人がだんだんいなくなって、椅子を畳んでテーブルの上に置いて、「お疲れ様です」と笑顔でいうサークルの人もいれば、そうではないサークルの人もいました。今回はコミケに来て色々な面白いことが見られて楽しかったと思います。こんなイベントを実現するスタッフとサークルの人のみなさんにありがとうございました！今回は私の最初のコミケですが最後では決してありません。また来ます！