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制作現場の日常

テストケースは大事

こんにちは、QAの笹生です。
プロゴルファーの笹生優花さんは「さそうゆうか」さんですが、わたくしは「ささお」と読みます。
この苗字は約10万人に2人程度いるらしいですが、人生で一度もお会いしたことないのでいつかは会ってみたいですね。

おっとこの記事は「制作現場の日常」でしたので苗字の話はここまでにして…今回はQA(品質保証)のキモとも言える「テストケース」についてお話ししたいと思います。


テストケースとは

アプリのテストを「どう実施するか」を書いた手順書のことです。
QAはまさに「段取り八分(仕事は事前準備が超重要という意味)」の業務と言えます。その八分の中心となるのが、テストケースの作成です。

この作成にあたっては、まず各所から仕様書をかき集める戦いを始めます。(しかし場合によっては仕様書が無いこともあるのでここが一番大変かもしれません…だから戦いなのですが…)
仕様書を集めたら、仕様書の項目に沿ってテストケースを作成し、テスターに確認してもらいます。


なぜテストケースが必要なのか

  • テストに必要なケースを漏れなく実施するため
  • 不要なテストを排除するため
  • 誰が行っても同じテストにするため

・テストに必要なケースを漏れなく実施するため                    やみくもにプレイしたところで、見つかる不具合は限られてます。
「なにをどうチェックといけないのか」に抜けがあれば、そもそもその項目に対してテストが行われないことにもなるので、致命的です。
また、テスターなど多くの目を通すことでテストケースに不備不足がないかなどの漏れを防ぐこともできます。 

・不要なテストを排除するため
綿密なチェックを目指して仕様書を全て網羅しようとするあまり、気が付いたら「あれもこれも」と、とにかくテストケースは増えがちです。
テストケースを作成した後に「流用系は浅く、新規実装系は厚く」など、不要なテストケースを排除することで、QA自体のコスト削減などの調整を行います。

・誰が行っても同じテストにするため
開発に直接関わっていない外部企業にテストを委託する際にはかならず必要なテストケースですが、しっかりとしたテストケースさえあれば、例えば「今日来たばかりのアルバイトの人」でもテストの品質を高い水準に保つことができるようになります。


テストケースの一例

今回は「仕様をもとにしたテストケース」のお話をしましたが、携帯アプリならではの「アプリを落とした際の復帰挙動や電話がかかってきた際の挙動」などを確認する端末挙動のテストケースなどもあります。それらについては機会があればお話できたらと思います。ありがとうございました。

食べ歩きが趣味なので早く気軽に出かけられる世の中になってほしいですね。

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