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新卒採用Q&A【プログラムセクション編】

こんにちは、プランナーの田邉です。
今年もGWはお出かけ非推奨の中、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。わたしはこの記事をまとめてました笑。

と言うことで、第一弾「業界&デベロッパー編」第二弾「企画セクション編」第三弾「デザインセクション編」に続きまして、最終回はプログラマ志望の方からの「これまでにいただいたことのある、よくある質問」にお答えさせていただこうと思います!

今回ご返答するのは2名です。
エンジニアリング全般の責任者である丸山、開発支援ツール担当の稲垣で、お送りいたします!
(普段の空気感もお伝えするため、通常通りの敬称・口調でお送りします)


──それではよろしくお願いいたします!例によって前置きなしで…質問1:「入社するまでに何か“これをやっといたほうがいいということはありますか?」これ、どのセクションでも人気質問ですね。

稲垣:そうですね(笑)。なので他のセクションでの答えとも似ちゃうんですが…自分の好きなジャンル、気になっている技術を使ってとにかく手を動かして何か作ってみるのがよさそうだなと思います。
一見ゲーム制作に全然関係無さそうなことでも、ふと開発で行き詰まったときに「もしやアレを使えば?」という瞬間が来たりするかなと。

丸山:具体的には、どんなことでした?

稲垣はい、例えばですけど…いくつかプライベートでBIツールを触ったことがあったので、ログデータの分析ツールとして導入する際の比較とか、かなりすんなりいったなあと思っています。

丸山:確かにBIツールは普通、プログラマはあまり触らないですね。いろんな知見が多いことはそんな風に自分を助けてくれます。
そういう意味では僕も、時間がある学生のうちにしか出来ないことをやってもらった方が良いと思っています。

──BIツールって何だろう…と思った人は、ここでググってみましょう。そうやって知見が増えていくわけですね、わたし含め。さて次は、質問2:「どのプログラミング言語が出来れば良いですか?」同系列ですね、質問としては。

丸山:うーん…「どの」は重要じゃない、とここでは言っておこうと思います。応募者のみなさんのポートフォリオを拝見してると、大半の人はプログラミング言語の「入門書の5割前後」のことしか使いこなせていない印象です。
色々なプログラミング言語に浅く手を出すよりも、どの言語でも良いので特定の言語をもっと使いこなせるようになる方が大切だと思います。

稲垣私も丸山さんに同感です。ひとつの言語を深堀りして、よりよい書き方、効率のよい使い方を研究してみるのがよいと思います。
ひとつの言語を深く理解していれば他の言語を習得することも容易になりますし、実務に入ってからも自分の技術を伸ばしやすいはずです。

丸山:そんな感じに「理解」と「準備」ができていると話が早くなります。そうするとこちらももっと色々教えたくなる、というのはありますね。

──もっともだとは思うのですが…どうすべきか不安でいっぱいの学生さんたちにもうちょい手がかりあげたい気はするんですよね。ちなみにおふたりは、どの言語が好きですか?

稲垣言語ですか?「C#」が好きです。でも使いたい言語は「Go言語」です…!特にいま社内ツールを作ったりするときに、Goで書くとMac向けにもWindows向けにもバイナリが簡単に作れるそうなので、いいなって!それにGoは公式キャラクターのGopherが最高にかわいいんですよ!!

──(テンションあがった?)

丸山:好みか…僕は正直にいうと「アセンブリ言語」ですかね。一般的なプログラミング言語とは違うんですけど(笑)。簡単に言うと、CPUというハードウェアが直接理解できる「機械語」を直に生成するための言語で、CPUの種類によって異なるものです。

──アセンブリ…それって、使います?今も?令和も?

丸山:コンシューマ機でいえば32 bit CPUのPlayStationやSega Saturnの時代には、C言語等の高級言語に置き換えられましたが…実際はPSやPS2以降でも部分的に使用する機会は多いんです。恐らくPS4やPS5であっても、AAAタイトルを作るような場合は部分的に使用されているはずです。

稲垣PS4やPS5でも、そうなんですね!

丸山:はい。なので、アセンブリ言語でゲームを作ることはハードウェアを活かすために必要なことであり、またそうすることが、ゲームプログラマとしての誇りやステータスであったりする、というのはあると思うんですよ。

稲垣アセンブリ言語でゲームを作る…わたしはそこまでの低レイヤーでゲームを作ったことがないので憧れです!何か勉强するのに、おすすめの書籍とかご紹介いただけないでしょうか?

──(ふたりとも明らかにテンションが上がってる…けどこれ長くなるやつだごめん)えー、ありがとうございます!では次です。質問3:「オフィスやプロジェクトチームの雰囲気は?他のセクションとのやりとりはどんな感じですか?」

稲垣えっと、そうですね、リモートワークになってもうかなり長いですが、顔を合わせて打ち合わせをする機会も毎日のようにありますし、オンラインでも活発にやり取りができてると思いますよ。

丸山:テレワーク中でも、他セクションとのやり取りは頻繁にあります。仕様やデータがいつ用意されるのか確認したり、疑問点があれば質問し、問題があればフィードバックして変更や修正してもらうなど。コミュニケーション力は重要ですよ。

稲垣ですね。今って、プログラマにとってはコードを書くのにより集中できる環境になってると思うのですが、集中しすぎてSlackの通知に気づかなかったりすることもあったり…(笑)

丸山:わからなくはない(笑)。でも、今のこういう環境だからこそ、様々なコミュニケーションをきちんと、活発に行えることがとても大切です。

──自分も集中すると聞こえなくなる方なので、気をつけます。質問4:「研修はありますか?どのようなものですか?」

丸山:あります。個別に課題に取り組んでもらう形で、それは仕事をしていく上でのスケジューリングやコミュニケーション、クオリティコントロールを身につける実践的なものです。
プログラミング言語自体の研修は無いです。独学しやすいものですし、例えば小説家になりたいという人に日本語の文法から教えたりしないのと同じ意味合いです。

──どれでもいいからひとつ深堀りしておいで、ですよね。ありがとうございました!では最後に…ゲーム業界でプログラマになることを目指しているみなさんに「プログラマとして大切なこと」を一言、お願いいたします。

稲垣「想像力」でしょうか。プログラマとして「言われた通りのものをしっかりつくる」のは大事なんですが、それだけで終わらず「プラスアルファの提案」が出来たらクオリティは上がっていくし、何より自分が楽しい。
そのためにはエンドユーザの方々がどんな風に使うのか、どんな結果を求めているのか、それには何が必要なのか…と、想像力を働かせる必要があるかなと。

丸山「技術に対する興味と学習意欲」「プログラムに対する美意識と深い洞察」「プランナー・デザイナーに対する敬意と責任」とかいろいろあるんですけど、並べるとどうも堅苦しいので…
稲垣さんとは違う視点からひとつあげてみるとすると「コンピュータにして欲しいことを、プログラミング言語を使って丁寧に説明すること」でしょうか。

──あ、なんだかそれ、アセンブリ言語感ありますね。

丸山アセンブリ言語感…またおかしな言葉を作りましたね(笑)。

稲垣え、いいじゃないですか、なんかわかります。機械に優しい「感」。

丸山アセンブリと言えば…田邉さん、その話途中で止めたでしょう。

稲垣あ、私もそれ思いました!もうちょっと言語の話とかしたかったなぁ…Goはモダンな言語なので巷でも人気は高いんですよ。それにやっぱりGopherのゆるさ!大好き!ちょっといま出しましょうか画像。

──いえあの、聞きたいのはやまやまなんですよ?でもこう、ページボリューム的な都合とかもありまして…今日はありがとうございました!


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これで、新卒採用Q&Aシリーズの記事は終わりです。「もっと聞きたいことがある!」という場合は、ぜひ会社説明会に参加して質問してみてください。

昨年に引き続き今年も大変な状況下での学生生活・就職活動となり、みなさん苦労されていることと思います。がんばってください、応援しています。
来年も、ゲーム業界にたくさんのガッツと才能がやってくることを期待しております!

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