新卒採用Q&A【デザインセクション編】
こんにちは、プランナーの田邉です。
第一弾「業界&デベロッパー編」、第二弾「企画セクション編」続きまして、今回はデザイナー志望の方からの「これまでにいただいたことのある、よくある質問」にお答えさせていただこうと思います!
ご返答するのは3名です。
グラフィック全体の責任者である星、アニメーションの責任者の八谷、3Dモデルの責任者の水沢で、お送りいたします!
(普段の空気感もお伝えするため、通常通りの敬称・口調でお送りします)
──それではみなさん、よろしくお願いいたします!わたし含め全員お忙しいので、前置きなしでさくさく行っちゃいますね!質問1:「入社までに押さえておくこと、学んでおいた方がよいことはありますか。やはりデッサンは必要ですか」
八谷:本当にさくさく行くなぁ(笑)。
ええと、そうですね。学んでおくといいこと…「良いものを見て、良い感性を養っておくこと」ですかね。センスは文字や言葉で教わることは困難ですので。デッサンに関しては、ある程度は必須と思いますけど。
水沢:あ、僕はデッサンは「デザイン業務上では必要」と思ってますよ。デッサンを重ねれば物の見方に様々な気付きを与えてくれますから。自分のアウトプットに対する客観性の保持に有効だと思います。
星:そうですね。デッサン=観察力かなと思います。しっかりと身についた観察力は、どのようなデザイン現場でも役立つものだと思いますよ。とは言え、デッサン力があるからデザイナーとして優秀とは限らないんだけど…(笑)
八谷:観察は大事ですよね。僕は子どもの頃から生き物を見たり映画とかで怪獣を見ることが大好きだったんですけど、その記憶が今でも架空のクリーチャーを扱う時に「こんな動きをするんじゃないかな」など想像する手助けになってたりします。
──デッサンと観察大事。とメモりました。それでは3Dはどうでしょうか?質問2:「3Dは出来たほうが良いですか」
星:必須ではないですよ。
水沢:でも出来るに越したことはないですよね。ただ「3Dも手段のひとつ」ですから。それをどう有効活用しているのか、というところがポイントになってくるかと。
星:3Dを利用して2Dイラストを制作するアプローチとかね。3Dも活用できると表現の幅も広がると思います。求められるイメージを制作する際には、柔軟に対応できる手段を多く持ってる方がいいですよね。
八谷:とは言え、入社すれば間違いなく3Dも勉強することになります。つまり入社後に出来るようになれば問題ありませんよ。
──さて次です。質問3:「Toolは何を使っていますか?液晶タブレットは使わせてもらえますか」
水沢:弊社モデラーの使用ツールはMAYA、Photoshop、SubstancePainter、ZBrush、ClipStudioPaintなどです。
八谷:そうですね、僕もそんな感じ。あとゲームエンジンはUnityです。
星:基本的にAdobe製品は全般使う感じだと思ってもらえれば。 Illustrator、After Effects、Substanceあたりとかも。液晶タブレットに関しては有用性次第ですかね。
──有用性、とはどういうことでしょう?
星:そのツールを使用することで「クオリティとパフォーマンスが最大化」され「プロジェクトにとって有益」となれば使えるよ、ってことですね。通常は板タブを使用してます。
八谷:液晶タブレットに限らず、効率的に作業を進めるためなら、余程高額でない限りは購入可能だと思いますよ。僕は板タブですけど。
水沢:八谷さん、一番すごいマシン使ってるじゃないですか。僕も板タブですけど。
八谷:あれは昨年リリースしたVR作品作るのに必要だったからですよ。わかってるくせに…(笑)
──わかってますわかってます(笑)。えーと次の質問が最後ですね。質問4:「研修期間はありますか?細かい分業体制はありますか?」
星:研修期間はあります。個々のスキルに合わせてラーニングを行う形ですが、実際に業務の中でそれを行うことが効果的と判断すれば、すぐ現行プロジェクトに関わってもらうケースもありますね。
八谷:完全な分業は行われていません。個々の得意分野にある程度のウェイトを置きつつ、2Dであれ3Dであれプロジェクトの状況によって臨機応変に分担しています。
──それでは最後に、ゲーム業界でデザイナーになるべく現在奮闘している来年度新卒のみなさんに向けて、なにか一言もらってもいいですか?
星:就職前も就職後も、創作活動は継続して楽しく取り組んでいって欲しいです。どのような創作活動でも、経験を積んでいけば仕事の糧になるのではないかと思います。
八谷:常日頃から何に対しても、デザインに結び付けて見る癖を付けると良いと思います。「良いものを良いものだと判断できる感覚」を持つことがとても大事です。
水沢:そうですね僕は…「楽するためにちょっと苦労してみよう」かな。
八谷:…え、もしかして就職活動のこと言ってるの?うちだけじゃなくて、どんな会社に入ってもラクなんて出来ない、というかしちゃダメだと思うけど…
星:本当ですよ。誤解招くようなこと言わないでください(笑)。
水沢:いやだな、僕の言ってるのはツールの話ですよ。デザイナーでも早い内にちょっと苦労してスクリプトを習得しておけば、機械的に苦労する作業をしなくて済むようになるって話。MAYAならMELやPythonですね。
八谷:(本当だろうか)
星:(本当だろうか)
──(本当だろうか)ありがとうございました!
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次回は「新卒採用Q&A【プログラムセクション編】」をお送りします!