代々木でゴハン:その23 ラーメンヤスオ
12月も半ばを過ぎてしまいました。今年は本当に時間の流れがおかしな年に感じます。春、夏、秋とあっという間に経過したような気が…
年の初めに思いつきで「今年のランチ巡りはラーメンを中心にしよう」と決めたのですが、気づいたらもう年末です。数えると4回しかブログに書いていませんでした。しかもそのうちの1回は同じお店の紹介という。おかしい、本当は月に1店のペースで取り上げるつもりだったのに。代々木にはまだまだ食べるべきラーメンがあるのです!全然、食べ足りない!正当な理由もできたので、おなかを空かせて今回もラーメン屋に向かうことにしました。
訪れた先は小田急線南新宿駅のそば。閑静な住宅街の中に数軒、飲食店が集まる一角がある。カレーの『ムーンボウ』、ハンバーガーの『ICON』。どちらのお店もわざわざここをお目当てに訪れる人もいるくらい人気だそうで。いずれも紹介済みなので、ご興味あれば過去のブログを参照くださいませ。そして並んだ二軒の斜め前にあるのが、今回ご紹介したい『ラーメンヤスオ』。
店構えは少々独特。手作りの看板やピンク色のちょうちんには聞きなれない「ラうどん」なる言葉が書かれている。入るには少し勇気がいるかもしれない。恐る恐るドアを開けると券売機があり、店内は10席もないくらいのカウンターのみ。
メニューは「ラうどん」と「やすジロウ」という2系統。メインメニューであろう、「ラうどん」を選択。カウンター越しの目の前には大きな製麺機がある。毎日、ここで製麺しているのだろうが、厨房の奥ではなく、お客の目につくところに配置しているのが珍しい。
「トッピングはどうされますか?」と聞かれたので、デフォルトのショウガとニンニクを頼む。良い香りとともに着丼。のり、ほうれん草、チャーシューにたっぷりの背油、ぱっと見は家系ラーメンの様相。一口、スープをすする。美味しい。美味しいが説明が難しい。家系より味が濃く、二郎系にはない魚介の味もする。平たく言うと家系と二郎系のハイブリッドなようなスープ。
そして特徴的なのがめちゃめちゃ太くて不揃いな麺。「ラうどん」とは、うどんのような太さのラーメン、ってことなのか。普通盛りは麺が200gでちょっと多いかな、と思ったのだが麺もスープも美味しく、なんなく完食。ドロドロで濃厚なスープと極太麺がとてもあう。濃厚と書いたが、味は意外とあっさりしていて食べやすいというのもポイント。大盛300gでもいってしまいそうだ。
とはいえ後からお腹にどっしりくるので、こちらでお昼を食べたときは日中、ずっとお腹いっぱいの状態。夜遅くまでバリバリと働けます。来客のない日に、体調を整え万全の体制で行くのがおススメです!ごちそうさまでした~