こんにちは、新人デザイナーの木幡です。

だいぶ肌寒くなってきましたね…早いものでもう１０月です。入社してまだ半年ですが、様々な業務に関わらせていただきました。
業務の際、先輩方から制作物にたくさんのアドバイスを頂きます。まだまだ学ぶことが多いという緊張感と、少しずつデザイナーとして成長できている！という達成感を日々覚えております。

今回は、業務の中で大切だと思ったテクニックを（私自身の備忘録も兼ねて）紹介いたします。

キャラクターの構図を決める際に、かっこよさや伝えたいもの等、意識するべき要素がいくつかあると思います。そのうちの一つが“シルエット”です。
前回紹介したオリジナルのキャラクター、フィラミーを例に考えてみましょう。

二つの構図のうち、どちらを採用しようか決めかねていたとします。使用用途はキャラクター紹介用のイラストです。

ポーズが似通っているのであまり違いはないように見えますが、ここでキャラクターを単色で塗りつぶしてみます。

①は、フィラミーのチャームポイントである耳や大きな手、しっぽについた電球のアウトラインがくっついていて、ディティールが掴みづらくなってしまっています。
一方②は、それらのアウトラインがはっきりと出ており一目で特徴をとらえることができます。塗りつぶされていても、ネコのキャラクターであることがなんとなく分かりますね。

よって、特徴が「ぱっと見」でわかる②のほうが、キャラクター紹介用のイラストに向いているといえます。

もちろん、個人的な好みや状況の違いによって優先順位は変わってきますが、キャラクターの特徴を目立たせ、受け手に直感的に理解してもらうために、“シルエット”が大事になってくるというお話でした。