新人プログラマーの柿原です
はじめまして。今年度プログラマーとして入社しました、柿原です。先週の清水と同じく、新人日記の担当として記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて私は、日々の業務に加えて、研修のための時間を比較的多く頂いて、技術や知識の習得に努めています。
直近では、研修としてWebブラウザであるGoogle Chromeの、拡張機能の開発を行いました。開発経験を通じて多くのことを勉強させて頂きましたので、僭越ながら、そのことについて書かせて頂きます。
拡張機能とは、ブラウザに機能を加えるソフトウェアのことです。例えば、ブラウザを利用中に簡単にメモをとることができるようにするもの、閲覧中のページを英語から日本語に翻訳してくれるものなどがあります。これはほんの一例で、Chromeウェブストアには、他にもたくさんの拡張機能が公開されています。
私が開発した拡張機能は、小規模で簡単なソフトウェアではありますが、開発という実践を通じて、作業の進め方や、コーディングのテクニック、Webブラウザやインターネット技術の知識といった多くのことを勉強させて頂きました。
また研修の一環として、開発に必要な技術や知識について自由に調査する時間を頂きました。この調査のスケジュールを立てるためには、開発するソフトウェアに対して「どのような実現方法があるのか」、「その実現方法を取るには自分にどんな技術や知識が足りないか・あるいはすでに十分なのか」などを見極める必要がありました。(実際には、調査不足があったり、調査したが使わなかった知識もあったりして、すべてがうまくいったわけではありませんが…)
研修を通じて、この「見極める能力」が特に重要だと感じました。というのは、今後、プログラマーとして仕事をする上で、「こんな機能を作れないか」とか、「こういう作業を自動化したい」といった要求に対して、自分側からどれくらいの時間があればできるとか、少し変わるがこういう機能ならすぐ実現できるといった提案をするために必要だと感じたからです。そして、そういった提案ができれば、自分の仕事に対する責任も明確になる気がしています。
新人と言っていられるうちに、プログラマーとしての技術だけでなく、仕事の進め方も積極的に身につけるぞと決意を新たにする次第です。