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社長日記

代々木でゴハン:その19 らすた

最近、「新人日記」に続いて「制作現場の日常」というスタッフによる仕事がらみの連載が再開されました。ゲーム制作に携わるプログラマー、プランナー、デザイナーの業務の一片が少しでも伝われば良いな、と思います。かたや、私一人だけがお昼ゴハンについて云々、と全然仕事から離れたことを書いていますが、玉石混淆ということでご容赦くださいませ。


代々木界隈のランチどころを不定期に紹介するコーナー。前回はいろいろと理由を付けてラーメン屋を取り上げたのだが、今回も続いてラーメンに。寒い時に食べるラーメンは格別だからである。

JR代々木駅西口を出てスターバックスを通りすぎてすぐ、わかりやすいところにあるのが『らすた』。歩いている時からほのかにスープのにおいを感じ、空腹時には耐え難い。用事があってこの辺りを通ることが多いのだが、そのたびにふらっと入ってしまいそうになる。

店の外に自販機があり注文をしばし考える。つけ麺や油そばのような「まぜらすた」というメニューもあるのだが、いつ来ても最もオーソドックスなラーメンを頼んでしまう。

店内はカウンター10席くらいと、こじんまりした作り。すぐ目の前の厨房では、大きな寸胴や麺をゆでる鍋がぐつぐつと煮立ち、店員さんによりテキパキとラーメンが作られていく姿がよく見える。ラーメン屋はこうじゃなくっちゃ。

いわゆる家系のお店。どろっとした豚骨醤油のスープに、黄色みがかかってモチモチとした中太麺、クタッとゆでられたほうれん草、器からはみ出た大きな海苔。誰がこの組み合わせを考えたんだろうか。間違いなく美味しいに違いない。

初めはそのまま食べ進め、途中でテーブルにあるお酢を主にほうれん草の周りにドバっとかける。濃厚なスープが少しさっぱりしてこれまた美味しい。海苔があるとついライスが食べたくなるので、早めに食べてしまう。若いころは当然の権利のようにライスも頼んでいたのだが、歳をとっても好きなものを食べるためには少々の我慢はやむを得ない。同様にスープも飲み干さないようにしないと。あっという間に食べ終え、さっとフキンでテーブルを拭き、そそくさと店を出る。ラーメン屋はこうじゃなくっちゃ。

長々書かずとも、代々木でラーメンと言えばまず名前が上がるお店かと。おススメです!

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