エフェクト研究記 ~その1~
こんにちは。新人デザイナーの伊藤です。最近、エフェクト制作がとても楽しいです。
先月は非常にありがたいことに、他社のデザイナーの方からもエフェクトについて学ぶ機会を頂きました。エフェクトの課題をはじめて既に1カ月ほど経っていましたが、まだどこか感覚だけで作っていたことや、意識できていなかった部分に気づかされ、もっと精進しなければならないなと痛感させられました。エフェクト制作者としては歴も浅くまだまだ未熟者ではあるのですが、今月もエフェクト作成に関するお話しをさせて頂きたいと思います。
Unityの中に「Shuriken」というエフェクト作成用のツールがあります。パーティクルと呼ばれる小さな点にテクスチャやポリゴンモデルなどを張りつけ、それらを組み立てながら作っていきます。連番のテクスチャを作成することで、アニメーション的な表現も可能になります。では前回記事で作成したような、炎のアニメーションをUnityに持っていき、新たな要素を加えてひとつのエフェクトを作ってみたいと思います。
ゲームのエフェクトであれば構成要素をなるべく最小限にし、処理の重いデータにならないよう意識します。ですので今回つくる連番テクスチャも4コマに留めて作りたいと思います。
炎のループを4コマで表現するのは非常に難しいのですが…
このようにUnity上で少し残像をつけてモーションブラーっぽく編集することで、それらしい動きをつくることもできます。(諸事情により動画の中央に謎の〇があります…意図してつけたものはないです)他にもいくつかパーティクルを追加したり、グローを入れてみたり、色々と施してみました。少しは豪華に見えるようになったでしょうか…?
上図のような画面内でループされるものであればコマ数がもっとあった方が良いのかもしれません。やり方は様々なのでその場面において最もベストな形をすぐに作れるよう、様々な方法を試し、表現の引き出しを増やしていきたいと思います。
(エフェクト研究記~その2~に続きますように…)