春ですね。花粉がいたずらに舞い遊び、私ーーー新人プランナー北山の鼻を刺激してくるのでくしゃみが止まりません。

最近はゲームのアイテム名などを「あーでもないこーでもない」と考え書いているのですが、あまり脳を沸騰させるのも良くないようです。思考が凝り固まってしまいますから。

ということで今回は仮に、ゲームで使われる名称を決定するまでの一人ブレストをお見せしようと思います。

例えば…このモンスター（モンスターですよ！決してカニではないです。）に名前をつけましょう。

モンスター

見た目としては、赤い色にたくさんの足、平たい体が特徴ですね。そして、なんといっても最大の特徴はハサミですね。

普段はこのハサミを使って餌を取ったり、外敵と戦ったりしているようです。また主に水辺で過ごしているそうです。

ゲーム内の役割としては、ヒドラという怪物に味方し、勇者ヘルクレス（主人公）にぺちゃんこに踏み潰される設定があるそうです。可哀想に…

見た目や設定・役割から思いついたキーワードをマインドマップという形式でまとめてみました。

マインドマップ：関連するキーワードを内容ごとにまとめたものです。

こういうモンスター名を決定する時は、語の持つ意味を考えて、語を足し合わせて作るのが良さそうな気がします。例えばシマウマが最たる例ですね。シマ＋ウマですし。

最も特徴的な「ハサミに関連する語」＋「何か」で進めていきたいですが…安直ですし、すでに類似のモンスターがいそうなのでやめておきます。

次に特徴的な「足」から考えてみるとクモに似ているなと思ったのでクモ＋「何か」で考えてみます。単にクモだと水棲であることを示しにくいので「ミズ」をつけてみます。「ミズグモ」となりましたが、これだと既存の昆虫になってしまうのでヒラタクワガタみたいなイメージで「ヒラタ」を足してみます。「ミズヒラタグモ」になりましたが、どうも昆虫感があるのでもう１案考えようと思います。

次は前の反省を生かして水棲であることがわかりやすいように「水棲の類似の生物」＋「何か」で考えていきます。既存の生物だとエビが近そうなので「シュリンプ」ですかね。シュリンプだと丸くなりそうなイメージなので、硬くて平たいイメージの「プレート」を足して「プレートシュリンプ」としてみます。悪くはないんじゃないでしょうか。

「プレートシュリンプ」だと半濁音の「ぷ」が多く可愛い印象になりそうですが、赤という色ともマッチしている気がするので決定ですかね。略すと「プレンプ」ですね！

…というような形で複数案考え、最終的には最もイメージに近い物を選定し決定します。

さて、今回は名前が決まるまでの流れを書いてみました。僕はこの案を考えている時間が好きなのですが、あまり長時間考え事をしていると煮詰って何も出なくなってしまいます。ですので、今回のように適度にのんびりしながら進めていこうと思います。