代々木でゴハン:その4 『山水楼』
代々木ランチ事情、第四回にして真打登場。それが「山水楼」であります。
代々木駅西口改札を出てわずか数m、駅の目の前にあるのが中華風レストラン「山水楼」。絶対に迷わないので待ち合わせにぴったり。年季が入った店の外観は、ここにお店を構えて長年地元の方に愛されている証拠であり、まさに代々木の番人という風情。
昼夜問わずいつ行ってもにぎやかなお店だが、お客さんの大半が年配の男性(自分も含む)というところに安心感が。きっと何十年も通い続けている人がたくさんいるんだろうな~。ランチタイムはえてしてお客さんが集中するので入れない店もあるが、「山水楼」は回転が非常に良いので待つことがほぼない。「昼ゴハンってのはパパっと食べて、サッと帰るもんなんだよ!」という昭和な価値観がある人にもってこい。
メニューはご飯ものや麺類は1000円以内、一品料理は1500円くらいからということで格別安いわけではない。が、ボリュームはたっぷり。かつ、味付けは濃い目でしっかりしているので何を食べてもお腹いっぱいに。揚げ餃子が有名らしいが、昼間からそんなものを食べた日には確実にビールも注文しそうになるので、だいたいチャーハンか日替わり定食あたりをオーダー。チャーハンはこれといって特徴のないシンプルな作りなのだが、うまいんだよなぁこれが。化学調味料がピリリと効いて、肉体労働にバッチリな味付け。
賛否両論あるでしょうが、タバコを吸えるのもポイント。私はタバコやめて10年以上たつのだが、お客さんや友人が吸うのはいっこうに気にならないので、こういったゴハンを食べるところで喫煙可のお店はもはやありがたい存在。お客さんもわかって来てるでしょうし。
夜はサラリーマンを中心にビール&餃子で盛り上がっているところ見かけることが多い。予約して入るというより、「今日は帰りに軽く飲んで行くか~」という使い方が最適でしょう。かく言う私も仕事終わりで打ち合わせかねて食べに行ったり、打ち上げで使ったことも。そういう時は、ここぞとばかりに揚げ餃子に焼き餃子、肉団子、酢豚、回鍋肉、エビチリ、上海焼きそばなど普段食べない一品料理をたくさん注文。中華は大勢で行ったほうがいろいろ食べられて楽しいものね。あ、麻婆豆腐はあまり辛くないので頼まなくてもいいかな(笑)
なんてことのないテレビをぼーっと見ながら食べるゴハンは格別。ということで、代々木にお立ち寄りの際はぜひ、町中華の名店「山水楼」へ!いろんな意味で、代々木という町のイメージと重なるお店ではないかと。ごちそうさまでした~